骨を構成している物質のひとつに、スクレロチンという物質があります。
スクレロチンとは
・骨粗鬆症を引き起こす原因物質
・大人は3〜5年で全身の骨が入れ替わる。
・破骨細胞(骨を壊す)と骨芽細胞(骨を作る)がバランスよく働いて骨を作り替えています。
このバランスが壊す方に偏った時、骨粗鬆症となります。
・骨細胞(メッセージ物質)によって骨の作りかえのペースを指示します。
この指示は、骨にかかる衝撃を感知し新しい骨を作るペースを決めています。
骨に衝撃がかからない生活を続けていると、
骨細胞が「スクレロスチン」をたくさん出して骨芽細胞を減らし、
骨の建設を休憩させてしまいます。
運動をしないで1日の大半を座って生活している現代人は、
スクレロチンが大発生し、
知らないうちに骨粗鬆症が進行している可能性大です。
この骨細胞(メッセージ物質)は、
若さを生み出すメッセージ物質と言えます。
骨量減少により、この「若さを生み出すメッセージ物質」が途絶えてしまいます。
・また、骨芽細胞は①オステオカルシン、②オステオポンチンを出します。
①オステオカルシンー記憶力、筋力、生殖力の若さを保つ
②オステオポンチンーコレが減少すると、骨髄内で生まれる免疫細胞の量が低下=免疫力低下
★骨細胞に十分な刺激をかけない生活を続けることのリスクは、
骨量不足だけでなく、
骨細胞が発するメッセージ物質の減少によって
全身老化を進めてしまう事であるのです。