ある日、突然腰が痛くなる。
そういう時は、
前日、どういう過ごし方をしたか振り返ります。
いつもと違う何かをしているはずです。
或いは、布団を変えたりしたかもしれません。
例えば、よくある事ですが
拭き掃除を一生懸命やった。
次の日、腰が痛くなる。
これは、拭き掃除は四つん這いでやるので
上半身の重さが腰にかかり、それが原因で現れたトラブルです。
上半身は体重の半分以上の重さがあります。
それが一気に腰にかかります。
そして反り腰のクセがある方は
思い切り腰に負担がかかります。
背骨が反った状態で上から力が加わると
てこの原理で負荷が数倍になってしまいます。
腰を反らないようにすれば、負荷が背中全体に分散されるのに
反ると腰の一点に集中して、
しかも曲がっているのでテコになってしまうのです。
同じような事が、トレーニングをしていても出てきます。
ご自分の体の悪いクセ(悪い姿勢)により
負荷が一点に集中するため痛めてしまうのです。
しかし、そのために自分は普段反り腰なのだな、と気づくことが出来ます。
トレーニングで痛くなると
全てのトレーニングが体に悪いと思いやめてしまいがちです。
すると、そこから先どんなトレーニングも、
する事が出来なくなりますね。
それでは困ります。
体の不具合が分かった時点で、その箇所の悪いクセを見つけ
修復改善し鍛えていく事が健康につながります。
そういった意味でも、
トレーニングを続ける事は
時に自分の弱い部分を早期に発見するメリットとなります。
知らずに放っておいて、70~80才になってからジワジワと痛み出してからでは
修復能力は既に格段に落ちているのです。