私が感じるトレーニングとリハビリの違いです。
トレーニングは筋肉や骨に刺激を与え
細胞レベルでの破壊と再生を繰り返し
今ある状態よりも強くて良質な筋肉と骨を作っていく事です。
リハビリは、機能しなくなった体の部分を
通常の動きに戻すための訓練、
または今ある必要最低限の動きを維持するための訓練です。
リハビリを必要としている人が
それを超えてトレーニングをすると
破壊されたものが再生できない、またはさらに悪化してしまう事になります。
足を骨折した人が、ギブスを外した途端にダッシュしたり
100kgのスクワットをしたら、またボキっといってしまいますよね。
同様に、今まで特に運動してこなかった80歳の人に
加齢によって衰えた身体に刺激を与え鍛える事は
可能でしょうか?
この時期に強い負荷をかけたら破壊されるだけで
再生出来ません。
だからこそ
破壊、再生が可能な年齢から
トレーニングをしていく必要があるのです。
今はどこも具合が悪くないと
危機感が持てません。
しかし、どこかが具合が悪くなってからでは
時すでに遅し!
どこも具合が悪くない今だからこそ
どんな負荷をかけても強くなれる状況なのです。
ここから10年単位でメンテナンスをしていけば
80歳になった時はバラ色の毎日が送れているはずです。