
小学生の頃は、食べる事が苦手で痩せっぽち。
中学生になった途端に、背が伸び始めるとともに好き嫌いが一切なくなり猛烈に食べ出す。
それでも縦に採られて痩せっぽちのままずっと大学生まで背が伸び続ける。
30で最初の出産。
体重はプラス14キロ。
出産後1月で元の体重プラス1kgに戻り51kg、以後ずっとそのまま。
7年後第2子出産。体重は再びプラス14キロ。
出産後1月で元の体重プラス1kg。52kgに。
その後ずっとそのままの体重で、食事量は男性並みに多く、ただ間食はほとんどしていません。
運動は妊娠中も続け、出産後も続けていました。
これは健康のためではなく、仕事としていました。
40代後半から、異変が。
食べすぎると、体重が少し増え、それが戻らないようになりました。
運動量を増やすと戻りました。
この時、初めて食べると太る体験をしました。
その後、50を超えるとその増え方、戻らなさ加減に拍車がかかっていき、
初めて「ダイエット」ということを考えました。
「糖質カット」というワードもよく聞こえてきました。
私の大好きな「お米」を一切食事から削除しました。
最初の1週間は地獄の苦しみ、その後徐々に慣れ、1ヶ月がんばりました。
ところが、体重は微動だにしない・・・
もう少し待てば、緩やかに下がってきたのかもしれませんが、
この1ヶ月という私にとっては長い苦行の結果がこれなら、
止めようとそこで中断。
少しずつお米を戻していくと、3ヶ月後くらいから体重は減り始めましたが、
すでにお米再開していたので、また元に戻っていきました。
このことから、40代までは1ヶ月くらいお米をカットすれば、
体重は戻っていたのでしょうが、50を過ぎると、
それが叶わない体になってしまっているということです。
3ヶ月後に結果が出るなら、最低3ヶ月はお米カットを強いられます。
しかも、慣れて大丈夫になりそうもありません
これが20代の頃なら、まだ恋もたくさんしたいし、
お洒落もして同性の友だちの中で光っていたい。
だからお米を断つくらいなんてことない。とモチベーションも高いのですが、
50を過ぎると、そんな願望も夢もなく、
余生をどれだけ楽しく過ごせるかにバリューは傾いています。
だから、自分の大好きなものを我慢して、
という方法はこの時点で「やめよう!」と決めました。
その代わり、違う方法で元の体に戻す努力はしなければなりません。
そこで始めたのが57歳からのランニングです。
しかもこの時目指したのが「ウルトラマラソン完走」と、
フルを超えてのいきなり100kmチャレンジだったので、
日々の練習が半端なくハードになっていきました。
体を壊しては元も子もないので、突然ハードにしたわけではなく、
計画的に1年かけてやりました。
60間近でついに55kgを超えました。見た事のない体重計の数字です。
食欲は全く変わらず、61歳の夏、ついに56kg、63歳の現在は57kgと
記録更新中です。
私が走りたいと目指していたのは、真夏の78kmウルトラマラソンだったので、
暑い夏の炎天下を熱中症にならないように完走できる体作りを
していかなければなりません。
ですから参加する1年前の夏中、走り続けました。
おかげでその時は、体脂肪率が13%まで落ちました。
とはいえ、元々痩せ型でしたので、通常の体脂肪率は16~17%くらいでしたが。
しかし、その時でも体重は53kgでした。
一概に体重の数字だけでは判断できないところもあります。
出産前の体と走っていた頃とでは、筋肉量が違うので、
数字は53でも51や52の時の筋肉量の方が少なかったと思います。
体組成率を測定していなかったので
正確な「痩せ、肥満」の比較はできませんね。
見た目は歴然と、特に上半身は、
これ以上肉が落ちようがないというくらいの状態だったのに
更に細くなりました。
そのまま続けられると良かったのですが、
右鎖骨骨折が1度、その後、両股関節が痛みだし、
受診すると「変形性股関節症」でした。
この時点でウルトラは断念です。
すると、痛みもあったので俄然走る量が減り、
当然の如く運動量が減り体重は増えていきました。
それでも仕事が体を動かすことなので、
平均的な60代女性に比べたらかなり体を動かしています。
しかし、60過ぎてからの体重プラスはとどまるところを知らない勢いとなり、
見た目もグングン変わっていきます。
変形性股関節症は、徐々に進行していくのでしょう。
現在、右は大丈夫ですが左は常に痛みます。
そのためのトレーニングとケアを続けています。
関節のためにも、これ以上体重を増やすのは避けなければなりません。
骨密度も測定したことがなかったので、今回測定してみました。
すると、正常値内ではありますが、
年齢相応の「いつ骨粗しょう症に傾いてもおかしくない」ギリギリの値でした。
骨粗しょう症が直ぐそこまでと、
自分に危機感を持たせた方がいいだろうと考えています。
さてここで改めて対策を考えていかなければならない状況に迫られました。
今までは、食べても食べても太らない体質に甘んじて、
食べたいものを食べたいだけ食べてきました。
そして、中年以降、太らない体質が変わってきました。
プラス「変形性股関節症」がともなってきました。
だから、必然的に食べたいものを食べたいだけ食べるのをやめよう!
とはなりません。
この年齢になって、最大の楽しみは「美味しいものを食べること」です。
その他に楽しみを見つければいいじゃないか、とは口では簡単にいえますが、
現実的ではありません。
「食べたら命取り!」までは行っていないので、まだ食べることは諦めません。
加齢とともに、気持ちや意識は変わらなくても、体の中は変わっています。
だから、
カルシウムを十分採っていても骨粗しょう症の一歩手前までになったり、
代謝がどんどん落ちて増えた体重がなかなか戻らなかったりします。
体の中が変わっていくのに、自分の行動を今まで通りにしていて、
変化無しにすることは不可能です。
ですから、これは行動や意識も変えて行くしかありません。
そこで、少し自分に厳しくトレーニングを始めることにしました。
今までもコンスタントに基本的なトレーニングをしてきましたが、
それでは体の中の変化に追いついていないということです。
厳し目のトレーニングをまず1週間、
そして体重と体脂肪率のグラフも作成しました。
とりあえず、この夏中で何らかの結果を出していきたいです。
秋に、成功しても失敗しても成果をまとめたいと思います。
もし、とてもうまく行ってもっと早く成果が出た場合は、
その時にまとめます(そうなるといいなぁ)。