
厚生労働省の公表によると、
我が国の健康寿命は、2016年に男性72.14歳、女性74.79歳でした。
2010年の調査に比べると男性が1.72年、女性は1.17年延びています。
一方、平均寿命は、2017年の発表によると女性は87.26歳、
男性は81.09歳となっています。
健康寿命と平均寿命の差は10年前後あり、
その期間は医療機関や家族などの手助けが必要となります。
米国イリノイ大学が発表した論文では、
この期間を「レッドゾーン」と呼び、平均寿命の延長を目指すよりも、
レッドゾーンをいかに短くするかが重要だと書かれています。
今後は寿命よりも、健康寿命に意識をシフトしていくことが重要です。
生活習慣病は健康長寿を妨げる大きな要因です。
厚生省では以下の7つを習慣化することを勧めています。
1.生活習慣病を知って予防しよう
2.適切な食生活を目指そう
3.適度な運動をしよう
適度な運動は、心臓病、脳卒中、がん、
足腰の痛みなど多くの病気のリスクを下げることが わかっています。
18歳~64歳は、歩行以上の身体活動を毎日60分、
息が弾み汗をかく程度の運動を毎週60分
行うことを目標に、
65歳以上は、強度を問わず、毎日40分の身体活動が適切です。
4.十分な睡眠をとろう
5.禁煙しよう
6.お酒と上手につきあおう
7.歯・口腔の健康を守ろう