加齢に伴い筋力は低下します。
加齢に伴う筋肉量と筋力の低下が、身体活動の障害をもたらす病態をサルコペニアと言います。
サルコペニアにならないために必要最低限の身体活動、運動ですね、をする事を世界保健機関(WHO)が2010年に勧告しました。
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【5〜17歳】
中〜高強度の身体活動を60分/ 日、毎日
60分/日以上でさらなる効果
毎日の有酸素運動+筋や骨を強化するための高強度運動を3日/週
【18~64歳】
中等度有酸素運動を150分/週または高強度有酸素運動を75分/週
中等度有酸素運動を300分/週または高強度有酸素運動を150分/週でさらなる効果
有酸素運動は1回につき10分以上続ける
大筋群を使う筋力訓練を2日/週
【65歳以上】
18~64歳の推奨に加え移動能力が低下している場合は、バランス能力を向上させ、転倒を防ぐための身体活動を3日/週
健康上の問題で実施できない場合は、可能な範囲で活動的できる
上記を見てどのような感想をお持ちでしょうか?
かなりな運動量です。
小さい時は、体を動かさずにはいられないので、病気が無くて、常識的な外遊びをしていれば達成されているものです。
就学年齢時は、授業の体育や部活動に参加していれば達成されているでしょう。
問題は、学校を卒業してからです。
上記を達成するためには、意識して生活の中に体を動かすことを取り入れていかないと達成できません。
また、達成しなければ、それだけ健康を維持する事が難しいということです。