フレイルとは、介護状態になる一歩手前の状態です。
身体が虚弱になるだけでなく、
意欲も低下し家にじっと引きこもって過ごす毎日です。
原因は、成人病等の慢性の持病があることから、体調がいつも優れず
動くことが億劫になり体力が低下していくことと、それに伴い、社会への関わり
を持つことも少なくなり、精神的肉体的な刺激が少なくなることです。
そういう状態になってしまってからでは、いくら家族に「散歩に行こう」とか
「身体を動かそう」とか勧められても体も心も動きません。
フレイルにならないよう、対策をしていかないといけません。
いつ頃から始めれば良いでしょうか。
それは、自由に身体が動き、新しいことをやってみようという意欲がある内です。
それはあっても時間が無いという方は、大抵お子さんがまだ小さい(就学中)だと思います。
女性はどうしても子育てに関わる割合が、男性より高くなります。
ですから概ね50代頃から余裕が出てきて、身も心も新しいことを始める柔軟さ
があります。
60代になると、個人差はありますがハードルが高いと感じる方が増えてきます。
私は60代以降の身体はトレーニングは無理だと言っているのではありません。
意欲=モチベーションが大切で、年を経るごとに意欲を持ち続けることが
難しくなるのです。
私は50代までにフレイル予防の体つくりを始めることをお勧めします。